南河内群千早赤阪村
富田林より山側の町は「南河内郡」と呼ばれ、鉄道はありません。路線バスが通っているのみです。いわずもがな、ここは大阪の最高峰、「金剛山」のお膝元でもあり、昔ながらののんびりした風景が残る、大阪でも貴重な地域です。まず、聖徳太子の聖地である太子町、ワールド牧場お馴染みの河南町、大阪府で唯一の村、千早赤阪などです。例外は一年に一度のだんじり祭り。その日は南河内の「のんびりさ」は失われ、岸和田さながらに活気に満ちるのです。
●南河内郡地名一覧(美原町は除く)
東阪・一須賀
春日・加納・上河内・川野邊・寛弘寺・桐山・小吹・小吹台・神山
さくら坂・下河内・白木・水分・鈴美台・聖和台・芹生谷
大ヶ塚・太子・大宝・千早・寺田・
中・中津原・ニ河原邊
畑・葉室・東山・平石・弘川
馬谷・持尾・森屋・
山城・山田・吉年
▲小吹台
富田林・河内長野・千早赤阪村の境界線付近にあり、千早赤阪村の西端に位置する閑静な住宅地です。西端にある事から三日市町まで車で10分弱という所です。
▲富田林五條線
府道705号線・村民運動場の近くの東坂地区です。金剛登山口へはこの道路を山奥へと通っていきます。
▲吉年
千早赤阪でも富田林に近い所にある地区です。東阪バス停から5分ほどの所です。かつ府立スポーツ公園にも近く、夜になると星空が綺麗です。徒歩昔ながらの町並みが残っていて一人で来ると落ちつけます。
▲吉年
簡易郵便局があったりとこの地区はなかなかのどかです。車も平日は数十分に一台というぐらいの交通量で安心して走れます。もっとも、山間部特有のカーブが多い道のりですので注意が必要ですが…
▲赤阪城跡
赤阪城があった所?らしいです。この石碑のすぐ横には赤阪中学校があります。ここへ来るのは至難の技です。
▲村役場付近
ちょっと小高いところから見た村役場付近です。屋根が弧状の建物は保健センターです。
▲森屋
千早赤坂の中心部、森屋地区です。危なっかしい所から撮っています。
▲マス釣り場
金剛山ロープウェー乗り場に行く途中に見かける、千早川の川沿いにあった釣堀です。天然水を利用してマス釣りが楽しめます。
▲千早
千早マス釣り場付近の集落です。ここ等辺りには駐車場がたくさんありますが、有料がほとんどでして、600円取られます。
▲奉建塔
楠木正成没後600年を記念して建立された記念塔です。塔の高さは正成が43歳の時に神奈川の湊川で自害した年齢にちなみ43尺(約13m)あります。
▲展望台
奉建塔の横にある展望台から眺めた、ニ河原辺方面の風景です。森を堺に右側が桐山です。
▲上東坂
東阪よりもさらに山奥に行った所です。千早川が横に流れております。水は大変綺麗です。
▲水分神社
水分と書いてみくまりと呼びます。国道沿いにあります。水分神社への石階段です。2台分ぐらいの駐車スペースも麓にあります。そこからはここを通って参拝する事になります。
▲金剛登山口
バスで来られた登山客の方々はここでバスを降り、白い舗装路をロープウェイ場まで歩いていく事になります。
▲ロープウェイ乗り場
ここから山頂口までは6分の空中散歩が楽しめます。往復1300円です。
▲ロープウェイ
麓行きのロープウェイが戻って参りました。あの山を越えて更に奥のほうに頂上はあります。距離は1.5km強あります。
▲棚田
綺麗な棚田です。この付近(森屋)辺りにはこんな段々状の田んぼが良く見うけられます。
▲梅の里
富田林の端美原町にあります。近くに四天王寺国際仏教大学や大阪芸術大学、それにPL学園があります。同じような美原町の住宅地「さつきの」と区別しにくい住宅地です。
▲道の駅「ちはやあかさか」
南河内で唯一の道の駅、「ちはやあかさか」です。国道309号線沿いには無いのでチト分かりにくいですが、標識があるのでそこんところは多分OKかと思います。ここは他の道の駅みたいにお土産屋はあまり期待しないほうが良いかと思われます・・・
▲東阪
大阪府最高峰、「金剛山」へのロープウェーの麓に金剛バスで行く際、ここの集落をバスが通りますので見た事ある方も少なからずいらっしゃると思います。東阪(あずまさか)谷に沿って集落が連なり、千早赤阪でも個性のある集落です。この集落より奥の道路は、夜間、集落側からの車の進入が禁止となりますので注意が必要です。バスは…と言いますと無論、その時間帯は便がありません。
▲ニ河原邊
千早赤阪村のほぼ中央に位置する南北に細長い地区、ニ河原邊(にがらべ)という所です。まさに千早赤阪村、っちゅう感じがします。富田林も相当田舎ですが、何かここに来ると独りでのんびり1時間ぐらいボーっとしたくなりました。焚き木に棚田、街灯も無ければコンビニも無い、富田林の町の明かりも夜には届きそうも無い、それくらい時が経つのを忘れさせてくれる場所です。
▲下赤阪城跡から
千早赤阪村・村役場にほど近いニ河原邊という所に下赤阪城跡があります。下赤阪城は車で入れる生易しい所ではなく、登山20分かけないと辿り着けない過酷な場所です。この写真は登山道への入口辺りからの市内中心部の1枚。一番奥に見えるのが大阪市内、真中の町が富田林、そして手前の集落が千早赤阪村森屋です。
▲南河内グリーンロード
千早赤阪村のショートカット的な道の役割を果たしている南河内グリーンロードです。太子町や河南町にも南河内グリーンロードと言う広域農道がありますが、河南町にある南河内グリーンロードは、単車通行禁止なので注意が必要です。基本的に広域農道は信号がほとんど無く、非常に走りやすいです。写真は千早赤阪村・桐山からの一枚です。

©Mavicism 南河内風景写真集